連立方程式の文章問題 等しい関係を2つ見つけるコツ
等しい関係を見つけるコツ
2つの連立方程式の問題を比べて、共通な事を見つけて構造を知る
前回の続きで、
求めるものは2つあり、それを文字で表す。
等しい関係を2つ見つけて、2元1次方程式を立てる。
この等しい関係を見つけられない生徒がいる。
コツは、文章にある数字を拾い出し、「関係を表す数は」と問いかける。
値段や速さは、個別の数で関係を表していない。
合計や差になる数を確認して、式にする。
1個120円のケーキと1個200円のプリン。全部で12個買って、2000円になる。
120 200 値段
12 2000 合計の数
~=12
~=2000 左辺の式を求める。
連立方程式が解けなくても、文章の構造と式化(モデル化)できれば、十分!
「解けてほしいけれど、解けなくても式ができれば十分」というと、数学が苦手な生徒でも数人やり始める時がある。挑戦してくれるきっかけになればOKである。