数学して幸せを見つける

数学に取り組む事で解決の糸口を発見したり、別の見方ができるようになったり、幸せに向かう考え方を見つけよう。

なぜ数学を学ぶの

数学を学ぶ3つの目的

「なぜ数学を学ぶのか」ということについて、学習指導要領の上では次の3つに分けて整理していると、ある視学官は解説する。

実用目的は、

 数学を実際につ書く事。中学2年ぐらいまでの数学が身についていれば、あまり不便なく生活できるが、金融関係などでは高度な数学が必要になる。

陶冶目的は、

 数学教育を通して人を育てること。論理的思考力が身につくだけではなく、批判的思考力や洞察力、本質を見抜く力も身につける。数学の体系は、事象から本質的な部分を抽象したもので、本質を見抜くことが何よりも大切になる。

文化目的は、

 数学文化を享受すること。「趣味として楽しい」との回答もあたっが、まさにそのこと。数学を楽しむことは「必要性」を超えたもので、電車の中で数独を一生懸命やっているのと同じ。

                 サイエンスウインドウ 2015 冬号