数学して幸せを見つける

数学に取り組む事で解決の糸口を発見したり、別の見方ができるようになったり、幸せに向かう考え方を見つけよう。

MI:多重知能の理論

多重知能の理論

MI:個性を生かす多重知能の理論

MI:個性を生かす多重知能の理論

 

7つの知能

言語学的知能、論理数学的知能、音楽的知能、身体運動的知能

空間的知能、対人的知能、内省的知能 

追加される3つの候補

博物的知能、霊的知能及び実存的知能

 

多重知能(MI)のはじめの7つの中に「理論数学的知能」が含まれるのは

疑いもない。

 

でも、ここで一つの疑問が生まれました。

 

理論数学的知能の成長の保証や促進させるもの

 

博物的知能や内省的知能 

そして 数学が哲学と呼ばれていた時代のことを考えると

霊的知能

 

「すうがく」がよりよく理解される為に 必要な力

数学を教えるのに慣れてしまった私が見落としていたもの

「なかまはずれ」に始まる、博物的知能にまず目を向ける

そして、内省的知能に照らし合わせ 

論理数学的知能を誘って行く

それが自然な数学教育の流れだとやっと気がつきました。

 

その視点から、指導法を見直していきたいです。

何番目

我が家の子ども達が苦手だった問題です

 

3日目→順序を意味する→順序数

3日間→量を意味する →集合数

【じゅんばん】

 

小学生1年生にとって、大変なハードルです

身についてしまうと意識されませんね

 

ある集まりを「数える」5個ならば

「5」という「数学的な性格」を与える

(集合数)

 

並べて「しるしをつける」前から5番目

(順序数)

 

 

同じ「数」でも性格が違う

同じ見えても、実は違う 「数」も「人」のように見える

あっ わかった

生徒がわからない問題をもってくる

解いて見せる 納得しない

アプローチを変えて、説明

「あっ わかった」

ピンとくる というものなのでしょう

突然 何かかが何かにくっつく【ふしぎなのり】

もちろん そのまえに たくさん勉強しているから

ピンとくる 範囲が広いのだろう

ピンとマークがみんなの頭に立つ授業をたくさんしたい

 

数学のつまずき

真面目で、当番活動もしっかりしている子なのに

数学の時間は、その存在を消している。

そんなに数学が嫌いなの?

 

「わかる」と「できる」の違い

やり方がわかる:手続きの習得

わけがわかる:意味や内容の理解

 

低学年のこともはどちらかというと

「できる」通じて「わかる」といえる。反面できたら満足してしまう

中学年になると「わかる」を求めるようになる。

高学年になると反対に「わからない」と「できない」になる

 

中学生になれば自我意識が芽生えてくるので、

自分の頭で考えない限り、「わかった」気がしない

数学的思考が生徒の自我意識の発達と深く関わっている。

<理解とは何か:佐伯 胖 編 2章 銀林 浩>

 

納得しない限り先に進まない

あったりまえだ! と言っても、日々、心に留めておき、

子ども一人一人に「わかる」に脳みそ支援の方法を考えたい

はじめてであうすうがくの絵本〜ふしぎなのり〜

こびとくんが なんでも くっつく まほうの くすりを はつめいして

ねこと ねずみを くっつけてしまった はなし

 

いろんなものをくっつけて、何かを生み出す。

別々のものを掛け合わせて、新しいものにする。

色とデザイン 形容詞と名詞 図形の組み合わせ

 

2×3=6 同じ計算でも 全く違う世界

2×3=6個 2つが3個ある

 2m×3m=6㎡ 長さ×長さが面積

 

面積はハードルが高い

面積て何、広さを比べるところから

広さの大小が 広さを数で表すのに かけるが出てくる

発想の融合も かけるの仲間ですね

数学がわかるということ〜数学のあらさについて〜

柿の実      西谷得宝

せどの柿の木に柿が十五なっていたげな

そこへ雀が八羽、椋鳥が五羽飛んできてあったげな

それでみんなで二十八になったげな

どうじゃ仏法とは、およそ

こんなもんじゃげな

この詩は、数学のもつ、ものの見方の粗さと

几帳面さの両方の性格を、よく表している。

遠くで見れば「もの」が28個

近く寄れば、柿が15、スズメが8羽、ムクドリ5羽

ここでは足し算する気になれない。

でも、27個でも29個でもなく 28個になる

「数学がわかるということ」(山口昌哉)

 

「数」を「数える」

猫を数える。同じ猫はいない、でも「猫」はたくさんいる

別々の生き物を「猫」として数える。猫という共通点

猫3匹に犬5匹、全部で何匹 「8匹」「わかんない」

「8匹」は、区別していたものを同じに見ることができる子

「わかんない」は、同じに見れない子

「全部で」は「同じに見ると」、「生き物は」

  区別していたものを同じに見る「見方」を身に付けることに

               

はじめてであうすうがくの絵本〜なかまはずれ〜

絵本の最初に出てくる話です。これが、素晴らしい。。

ここでは、言葉で伝えていきます。

各ページの中から、なかまはずれを見つけていくものです。

□と○、1つだけ違うてんとう虫。

これが、数学的概念の形成に他ならない。

いくつもの対象を抽象化して、違いよりも共通点により目が向く。

ページが進むにつれて、見た目の違いだけで分けて行けなくなる。

一つ一つの絵の意味やページの中の関係を考えないと考慮しない、決められない。

これは、巻末の解説にも出ている「何を持って1とするか」

ということにつながります。

集められたものの中から、その共通点を探し出す

どんなことで、仲間はずれにするか、

子どもと話していると、「知っていること」「理解」というものが見えてくる。